銀行に働いていない方々からすると、銀行は3時にシャッターが閉まるからそのあとはラクでいいねと思っている人もいるようです。実はそのようなことはなくて、銀行は3時からが大変なのです。
3時になってシャッターが閉まると、店内にある現金を全部数えます。ただしこの時には、ATMや自動両替機などは、トラブルがあった場合を除き毎日は数えません。ですが、店内にあるお金というのはけっこうな金額です。どんなに小さな銀行でも100万円、200万円しかないというところはありません。
また、お札も4種類ありますし、小銭(硬貨といいます)もかなりの枚数がありますので、機械で数えたとしても結構時間がかかるのです。
現金以外にも数えるものがありまして、その日に使った伝票を全部計算します。もちろんお客様が通帳に入金したり逆に出金するために使った伝票も含まれます。来店客数の少ない日ですと伝票枚数も少ないのですが、月末ともなりますと1000枚くらいになることはありますし、大きな銀行ですとかなりの枚数になります。
伝票は計算をするだけではありません。伝票には取引の内容が印刷されていますので、お客様が書いた内容と印刷された取引があっているかを、チェックします。当然、この作業も枚数が多いと、かなりの時間がかかります。
このように現金と伝票の計算とチェックが終わり、最後に現金と伝票の収支があっていればその日の銀行取引については間違いがなかったということになるのです。この後も、現金を再度上司に数えてもらったり金庫にしまったりする作業もあります。
伝票も所定の位置に片付けなければなりませんし、他にもその日使ったものを片付けます。片付けのあとには、会議をしたり勉強会、次の日の準備、お客様への電話でのセールスなどをすることもあります。
これらの作業をしているうちに、あっというまに5時くらいになってしまうのです。ですので、銀行は3時からが大変なのです。
